第24回RADIOISOTOPES誌「論文奨励賞」受賞者決定のお知らせ

更新日:2020年5月27日

 第24回RADIOISOTOPES誌 論文奨励賞の受賞者が4件の応募から下記3名に決定しました。受賞者には表彰状と副賞が贈られます。
 今後のますますのご活躍を期待いたします。

第24回RADIOISOTOPES誌「論文奨励賞」受賞者(2020年)

受賞者
(投稿時の所属)
掲載号
論文種別
論文タイトル
授賞理由
志村 亮弥
(早稲田大学理工学術院総合研究所)
Vol.68,No.5
原著
電子線グラフト重合法によるPoly(N-isopropylacrylamide)を導入した温度応答性細胞培養膜の作製
本論文は、微細構造を有する新規の温度応答性ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)の細胞培養膜の作製及び評価を行っている。Si製マスクを介した電子線グラフト重合法により、微細構造を導入した細胞培養膜を従来よりも簡易的な製造工程で作製した。また、濡れ性の変化から本培養膜の剥離制御性を明らかにした。当該論文の成果は、今後の再生医療分野の発展に大いに寄与するものである。
以上のことから、論文奨励賞に値すると判断した。
千葉 悠人
(岩手大学大学院総合科学研究科)
Vol.68,No.5
原著
鉱物混合による土壌のセシウム保持能の向上に対する土壌有機物の影響
本論文は、土壌層の放射性Cs保持能の向上を目的に、放射性Cs保持材に鉱物を用いることを検討している。土壌や鉱物の種類によって、鉱物へのCs収着量や土壌有機物による吸着の阻害の程度が異なることを明らかにした。理論的見地が少ないように感じるため、結果に基づいた吸着の状態にも少し言及してほしいところであるが、全体的には放射性Cs防止対策の実践として有用な記述が多く、今後の発展・応用が大いに期待できる。
以上のことから、論文奨励賞に値すると判断した。
増田 彩花
(近畿大学産業理工学部・産業理工学研究科)
Vol.68,No.5
原著
ポリ-2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(PAMPS)ハイドロゲルによる水溶液中のCs+の吸着・除去技術
水中のCs+を高効率で除去するために、PAMPSハイドロゲルを用いた技術を提案している。PAMPSハイドロゲルの架橋度を最適化することにより、高いCs+吸着能と低い吸水性を併せ持った吸着材料を軽量かつ廉価に作成した。本手法は汚染水中の放射性Cs除去のみならず、Cs以外の有害重金属除去への応用も期待できる。
以上のことから、論文奨励賞に値すると判断した。
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