No.61 特定放射性同位元素を使用している事業所において、盗取等を防ぐためのセキュリティ対策には、どのようなものがありますか。

掲載日:2024年2月19
 種類及び密封の有無に応じて告示の数量以上の放射性同位元素を保有する場合には、特定放射性同位元素防護管理者の選任が必要です。
 また、区分に応じた防護措置を求められます。特定放射性同位元素防護規程の作成も必要です。
 検知、遅延、対応、アクセス規制の観点から対策を行います。一般的には、下記の対策があります。
RIの在庫管理を徹底する。
フェンス、壁、錠などを防犯性能の高い製品に交換する等の物理的手段と入退管理などの管理的手段によって、遅延時間を確保し、関係者以外の者が、RIに接近することを阻止する。
監視カメラの設置や警備員の配置によって、経路を監視して、接近や持ち出しなどを早期発見し異常を検知する。
異常を検知したとき、警察等関係機関へ速やかに通報連絡できる体制を整えておく。
線源の保管場所、移送経路などセキュリティに関する情報の管理を徹底する。 等