No.84 大学等においては他事業所の共同利用施設などを利用する人が増えています。他事業所の放射線施設を利用する場合、個人被ばく線量の管理はどのように行えばよいでしょうか?

掲載日:2021年11月1日
 放射線業務従事者は、所属元ではなく従事先の事業所において管理を行う必要があります。共同利用施設等で雇用関係のない者に放射線の取扱いをさせる場合、所属元と従事先の事業者は労働災害の対応等についてあらかじめ取り決めておくことが望ましいです。
 また、個人の被ばく線量限度は全ての被ばく線量の合算で評価します。そのため、放射線業務従事者の被ばく線量は、所属元の事業者が従事先での被ばく線量も併せて管理する必要があります。