アイソトープ部放射線源課 2014年入社

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アイソトープ協会に決めた理由は何ですか?

 大学時代にアイソトープに興味を持ち、アイソトープに関わることができる就職先を探していました。中でも協会は販売、廃棄、普及啓発といった色んな角度からアイソトープに関わっているため、社会に対する必要性が高いと考えたことが協会を志望した主な理由です。加えて就職活動を行っていく過程で雰囲気の良さを感じたため、ぜひ協会に入社したいと考えておりました。

いま、担当している業務を教えてください。

 私が所属している課では密封放射線源(密封線源)という、放射性物質をカプセルの中に入れるなどして密封した線源の販売業務を行っています。販売に伴い、製品が不要になった際の引取りや出荷をするための梱包作業、問合せ対応なども行います。密封線源と一口に言っても様々な製品があるため、業務を分担しており、私は研究用線源と医療用線源の一部を担当しています。協会の一員としての発言は重く捉えられることもあるため、発言は慎重に、責任感を持って対応することを心がけています。

どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

 お客様に感謝されたときにやりがいを感じます。最近ではこういう製品が欲しいと相談を受け、該当する製品のカタログに加えて、参考になる情報も紹介したところ、良い線源を紹介してくれてありがとうと言っていただけたことにやりがいを感じました。協会製品だけでなく、海外からも輸入して販売している密封線源もあるため取り扱う製品の数は多岐に渡っています。紹介できる製品が多いことや、他で入手しにくい製品を紹介したり説明したりできることに誇りを持っています。

今までで仕事をしていて苦しかったこと、辛かったことはありますか?

 お客様のご要望を断るときは辛いと感じます。納期や価格の交渉、特殊な製品のご注文、契約上の要望等、時に依頼を断らなくてはならないことがあります。お客様が困っている様子であったり、手間をかけさせてしまうことにもなったりすると心苦しく思います。しかし何でも承諾してしまうと協会にもお客様自身にも不利益になりかねないので断ることも状況によっては必要であると考えています。

今後の目標を聞かせてください。

 お客様がもっと短時間で注文ができたり欲しい製品を探せたりできるようにしたいと考えています。全く製品を注文したことが無い方、または忙しい方には製品を注文するまでが大変であると思うので、そのような方でも無理なく注文していただけたらと思っております。そのためには自分が供給の流れや法令をもっと学ぶ必要があるので、現在は放射線源課の課員としてできる仕事の範囲を広げていき、仕事に対する知識をより多くつけていくことを目標としています。

職場の雰囲気を教えてください。

 職場には頼もしさと優しさを兼ね備えた人が多くいます。何か質問をすると分かるまで教えて下さるので、とても勉強になっています。仕事中も周りに先輩がおり、困ったことがあってもすぐに相談できたり、時には先輩が先に気づいて声をかけてくれたりするため、安心して仕事ができる環境にあります。昼休みには先輩と近くのレストランへ行ったり、桜の咲いている時期には協会で花見をしながらお弁当を食べたりして、仲良くさせてもらっています。

私の就職活動、アドバイスをどうぞ!

 就職活動は大変ですが、様々な場所で働いている人の考えを知る良い機会だと思います。例えば社会人になると他社の社員に向かって仕事のやりがいを質問する機会はほとんどありませんが、就職活動中であれば可能です。説明会の後や、OB訪問では色々な人と話をしてみると、意外と自分が社会人になってからも覚えており財産になることがあります。また、忙しいとは思いますが、できる限り視野を広げて色々な会社説明会に足を運んでみることもお勧めします。これという会社があれば言うまでもなく、合わないと思えば何が合わないのかを考えることで、自分の軸を発見できると考えるためです。納得のいく形で就職活動を終えることができるよう願っています。