産業利用の放射線とはどんなもの?

放射線は、工業、農業、生活の場での消費財など、さまざまなところで利用されているんじゃ。
いろいろなものの開発や改良に放射線技術は欠かせない存在なんじゃよ。

工業

放射線には分子と分子を結びつけ、より強い分子を作る働きがあります。
その性質を利用して熱に強い電線や、高速走行に適した品質強化タイヤ(ラジアルタイヤ)などがつくられています。このほかにも高温の鉄板やティッシュなど、厚さを計るのが困難な物の厚さの測定にも使われています。

農業

放射線を照射して殺菌や殺虫をしたり、発芽を防止したりすると、食品の保存期間を大幅に長くすることができます。
この方法は保存料や農薬などの量を減らせ、冷凍したままでも一度に大量の処理ができるというメリットがあります。
もちろん、放射線をあてても食品には何も残らないので、それを食べても人体に影響を及ぼす心配はありません。
日本では、ジャガイモの芽どめのために放射線照射を利用することが認められています。

生活

電離作用を利用した煙感知器や蛍光灯のグローランプ、時計などに使われている発光塗料など、さまざまなところで私達の生活を支えています。
またビート板、風呂マットなどの発泡プラスチックや包装用ラップフィルムなどの品質強化にも放射線は使われています。放射線をあてても、これらの製品が放射能をもつような心配はありません。

放射線滅菌

放射線を利用すると、加熱したり、有毒ガスを使用せずに殺菌することができます。
放射線は、注射器、手術用メスなどの医療器具の滅菌に活用されています。

放射線って、こんなに身近なところでも利用されているんだね。
自動車のタイヤや電線にも使われているなんて、はじめて知ったよ!

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