3.血液 |
バイアルに血液を入れ(最大0.4mL,0.05〜0.1mL程度が無難),組織溶解剤(ソルエン-350:イソプロピルアルコール=1:1混合液)1mLを添加する。 |
50℃でときおり混ぜながら,15〜30分加温する。 |
30%の過酸化水素水を少しずつ添加し,カラークエンチングが起こらないように脱色する。少しずつ添加しないと泡を吹き上げてバイアルからこぼれ,大事なサンプルを失う上,周囲を汚染させるので注意すること。 |
添加する過酸化水素水は0.5mLまで。完全な無色にはなりません。 |
50℃で15分間加温し,余計な過酸化水素水を除去する。 |
シンチレータを添加する。溶解剤がアルカリなのでケミルミネッセンスが発生しやすいことから,適切なシンチレータ(ハイオニックフローなど)を選択する。 |
使用シンチレータによるが,ケミルミネッセンスをなるべく抑えるために,しばらく放置してから測定する。できれば15℃程度の低温で一晩放置すると良い。 |
3Hまたは14Cの場合はカラークエンチの無い燃焼法が効果的。 |