本書は、医師、看護職、診療放射線技師など、放射線診療に携わる多くの職種の人々を対象として書かれた実務書である。
 
 胎児の放射線影響に対する関心は殊の外高いうえに、妊娠している女性に対する放射線診療は、母親と胎児との2つの個体に配慮して正当化の判断をしなければならないことなど他の医療被ばくとは異なる状況がある。したがって、本書の中でも述べられているように、放射線の胎芽、胎児への影響は、放射線医療に係わる全ての関係者が知っていなければならない知識である。
 
 胎児の放射線影響に関する知見、放射線診断、核医学診断、放射線治療の際の胎児線量などが分かりやすく記載されており、妊娠の可能性のある女性の放射線診療に際して直ちに役立つ内容が過不足なく盛り込まれている。常に手元に置いておくと便利な一冊となろう。
 
翻訳・発行 (社)日本アイソトープ協会 (2002年3月発行)
発売 丸善(株)
判型 B5判
頁数 38頁
価格 定価 1,365円(本体1,300円)   会員割引価格 1,230円(税込み)