トープ君宮下 清香 Sayaka Miyashita
(事業本部学術部出版課)
入社11年目(2001年入社)主任/文学部心理学科卒
プロフィール:
入社後は医薬品部医薬品課(当時)に配属され、主に放射性医薬品の受発注業務に従事しました。その後、学術課を経て、現在は、出版課にて月刊の論文誌「RADIOISOTOPES」編集業務に従事しています。
 

 入社してから三つの課を経験していますが、一番記憶に残っている仕事は、入社五年目、学術課在籍時に携わった新規講習事業の立ち上げです。
 この講習は、放射性同位元素(RI)の取扱いについて基準を定め、放射線障害を防止するための「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(放射線障害防止法)」が改正され、新しく設けられました。事業所でRI使用を管理する立場の人を対象にしたものです。協会もその講習を実施する機関の一つとして手を挙げ、その講習事業実施の担当者に私は任命されました。
 任命されたときは、RIの取扱い経験が乏しい私に担当できるか不安を感じながらも、新規事業を起こすことに高揚した気持ちになったことを覚えています。
 まずは、監督官庁である文部科学省へ講習を実施する機関として登録申請をしなければなりませんでした。また、受講者の利便性を考慮し、北海道から九州まで全国各地で実施することとなりました。しかも、当年度から講習を開催することが決まっていたため、準備期間は半年余り。
 難解な言い回しが多い法令を読み込んで、申請にどんな書類が必要なのかを理解することから始まりました。同時に、講習講師の選任、テキスト作成、会場探しと、やらなければならない仕事がどんどん増えていきます。
 慌ただしい日々の中で、やらなければならないことにパンクしそうになったとき、課長から、仕事の優先順位を考え、次の仕事を予測しながら進行することを教えられました。
 類似の講習を実施する部署に申請書類を参照させてもらうなど他部署とも協力・連携し、一つずつ課題をクリアしていきました。
 そして、第一回目の講習を迎えられた日のほっとした気持ちは忘れられません。
 それ以降も、講習の申込み方法を郵送(書面)申込みからネット申込みに変更するなど、より受講者にとって利便性の高い講習会になるよう改善を加えていきました。
 それまで複数人で一つの仕事を分担することが多かった私にとって、自ら課題を考え、自発的に取り組んだ本講習事業の立ち上げの経験はとても役立ちました。それは、現在の出版課の仕事にも活かされています。
 
 就職活動は自分と向き合う絶好の機会です。自分が将来何をしたいのか、こんなにもじっくり考える機会は、なかなかありません。様々な企業を訪問する中で、感じたことをとことん考えてみてください。それが進路を考える上できっと役立つことと思います。