トープ君江 副 美 紗 (医薬品・アイソトープ部 医薬品・試薬課 医薬品グループ

入社四年目 理学研究科生物学専攻修了

放射性医薬品の頒布に関わる仕事をしています。ユーザーからの注文を受けたり、その注文を受けて請求書の抽出や契約書類の作成、様々な法律の知識を元にユーザーと製薬メーカーとのやりとりを行っています。
 
 私は入社から四年間、医薬品の仕事をしています。医薬品グループで扱っている放射性医薬品とは大きく分けて二つの種類があります。微量の放射性物質で目印を付けた医薬品を注射もしくは吸引、服用などで患者さんの体内に入れて検査する方法と、患者さんのサンプルを一部取り出して体外で検査する方法です。前者の方法では、専用のカメラを通して見ると、体内に入った放射性医薬品が病巣に集まってその部分が光って見えたり色が変わって見えたりします。医薬品グループではユーザーは主に病院や検査会社で、実際に放射性医薬品を扱う技師や先生と法律や使用状況、製品についてお話しすることもありますし、請求書や契約書などの件で病院の事務の方とお話することもあります。
 
 配属されてからは放射性医薬品の名前や規格などを覚えることで精一杯でしたが、今はどのメーカーのもので規格や納品スケジュールなど大まかに頭に入るようになりました。医薬品グループでは担当地域を持っているのですが、ユーザーは全国に及びますので日本地図を頭に描いて対応することは慣れるまでは難しく、今でもどの県だろう?なんて思うこともまだまだあります。その点では日本地理や地名に詳しくなるかもしれません。医薬品グループではたくさんの法律の知識が必要になってきます。まだまだ知識不足を感じる日々です。また病院のユーザーを相手にしているので、保険や医療費の仕組みや最近の核医学などこれから更に学んでいきたいと思っています。
 
 アイソトープ協会の特徴として仕事の分野が多岐にわたっています。医薬品から研究用の試薬、それらを使い終わった時の廃棄物の管理、それらを扱う取扱者の研修や委員会の運営、書籍などの出版などいわゆる商社のような感じです。ですので、配属された部署により勤務内容や勤務体系、職場の雰囲気も変わります。アイソトープ協会は職員数も多くなく、アットホームでのんびりした雰囲気の職場です。公益を目的とする社団法人ですので、逆にガツガツ研究や営業をしたいと思う方にはちょっと物足りない感じを受けるかもしれません。私は放射性物質に興味を持って入社しましたが、同じように興味を持っている方でも持っていない方でも、決して表に出るわけではなく縁の下の力持ちのような仕事をしたいと思っている方が働き甲斐を感じる職場だと思います。少しでも興味を持たれた方は実際にいらしてみて、職場の空気感や職員の雰囲気を感じてみてください。